建設委員会県外視察
愛知県と宮城県に2泊3日で建設委員会県外視察に行きました。
●初日は愛知県の犬山城へ。
尾張国と美濃国の境にあり、木曽川沿いの高さ約88メートルほどの丘に築かれた平山城です。
前身となる岩倉織田氏の砦を織田信長の叔父・織田信康が改修して築いた城で、その後、池田恒興や織田勝長が入城、豊臣政権の時に石川貞清(光吉)が改修し現在のような形となったとのこと。また、小牧・長久手の戦いや関ヶ原の戦いにおける西軍の重要拠点であったそうです。
江戸時代には尾張藩の付家老の平岩親吉が入城し、成瀬正成以来、成瀬氏9代が明治まで城主として居城。
現存する天守が建てられた年代については天文期説、慶長期説などがあるが、現在のような姿となったのは成瀬正成が改修した1617年(元和3年)ごろ。2004年(平成16年)3月末日までは日本で唯一の個人所有の城であったが、同年4月1日付けで設立された財団法人犬山城白帝文庫(現在は公益財団法人)に移管されています。2006年(平成18年)4月6日には、日本100名城(43番)に選定された。犬山市は又、失われた建造物の木造復元や石垣、堀、土塁を調査して復元する計画もあるとのこと。
●二日目は宮城県仙台市秋保へ
秋保温泉郷の中で古民家改修を行い、県内外から多くの交流人口を生み出している「アキウ舎」を視察。
築160年の建屋の改修で、シロアリに多くの柱が食べられていましたがそれでも昔ながらの鉄釘などを使わない工法で
宮大工さんらに改修を依頼したとのこと。
この立派な神棚は藏にしまわれていたものを使っているとのこと。
この町内外の多くの人が繋がりイノベーション起こせていることをお聞きし、大変勉強になりました。
仙台といえばサンドイッチマン。
空港にパネルがありました。
●3日目は宮城県議会にて「宿泊税導入」に向けた取り組みをお聞きしました。
観光資源の魅力向上、旅行者の受入環境の充実その他の交流人口の拡大を図る施策に要する費用に充てることを目的としています。
1泊/1人:300円(県100円、市200円)の宿泊税を導入し、
これまでの年間宿泊者数から年間の予想税収は11億円を見込んでいるとのこと。
「税の使い道が不透明」や「誘客負担になるのでは」など多くの反対の声があったそうですが、
何度も協議を重ねて合意委に至った長い道のりをお聞きしました。
以前、長崎県でも宿泊税導入について視察しましたが、
果たして愛媛県に松山市(道後)に宿泊税を導入することになるのか、、、
それが地域全体の観光業にとって前向きな取り組みになるのかどうか、
これから議論は必要です。
様々なことを学ばせていただき帰路につきました。
ご対応頂いた皆様、ありがとうございました。