愛南町防災フォーラム
本日は、愛南町防災・事前復興フォーラムに出席しました。
愛南土木事務所から防災の現状の説明と高校生の仙台視察報告やパネルディスカッションが行われました。
目測ですが400人ほどもの多くの来場者を見て、愛南町内の防災意識は高いのだと感じました。
高校生の仙台視察の発表では、東日本大震災の凄惨さを現地で見て肌で感じて学んだことを発表されており、
その中で、印象に残ったのは、
現在、進められている御荘湾防潮堤は命を守るために必要だが圧迫感があり景色が無機質になってしまっている。防潮堤に絵をかいて明るい景色にして県内外からも見に来てもらえるようなものにしてはどうか。
との提案がありました。
高校生ならではのとても良いアイディアで、この提案が実現するように私もお手伝いをしようと思います。
能登半島地震であったように、
愛南町は南海トラフ地震が発生した際には、陸の孤島となる可能性が大いにあります。
支援の受け入れ態勢の構築をしておくのはもちろんのことですが、
被災後1か月ほどは町内だけで自己完結できる体制を構築していることが重要です。
能登に実際に支援に入った人から聞いた話では、とにかく生活用水が足りない。
水道の復旧は時間がかなりかかるので避難拠点になりうる場所には井戸を掘って水の確保をしておくことが重要ではないか
との、お話を聞きました。
災害拠点病院である県立南宇和病院においても、数日間の備蓄はあるが、現状では心もとないと言わざるを得ません。
本当に今の備えで大丈夫なのか、被災してからでないと実際に何がいる何が足りないかはわかりませんが、
過去のそれぞれでおきた災害から復興までの道のりを検証研究して、
それらをできうる限り想定して備えておくことも事前復興のひとつですので、
「防災対策に終わりなし」の精神で取り組んで参ります。