2022.07.15
委員会県内視察②
愛媛県議会環境保健福祉委員会視察:四国電力伊方発電所
昨日に続き「令和4年度環境保健福祉・農林水産委員会合同県内視察」において西宇和郡伊方町の“四国電力㈱伊方発電所”を視察。
伊方発電所では、従来の安全対策に加え、福島第一原子力発電所事故を踏まえた対策に取り組んでおり、国の新規制基準への適合はもちろん、更なる安全性を高める為の自主的な対策も講じています。
また、運転を終了した1・2号機では、安全確保を最優先に約40年をかけ解体・撤去を行う計画で、1号機は2017年、2号機は2021年に廃止措置作業を開始し、現在は解体工事の準備期間にあたる第1段階の作業を進めています。
今回は、四国電力㈱伊方発電所の状況(運転・廃止措置・地域防災・コロナ対応・地域共生活動)を始め、建設中の使用済燃料乾式貯蔵施設、パノラマ展示館、安全対策設備、中央制御室、そしてタービン・発電機を視察し、伊方発電所の安全対策等について調査しました。
脱炭素社会に向けて火力発電の停止や、原発の安全性の問題からの廃炉などがあいまり、電力不足が日本国内で重大な課題となっているなか、いかに安全に原発を稼働させていくのかは、伊方原発を抱える愛媛県にとっては重要なことです。引き続き、厳しく監視の目を光らせて、県民の残全安心に勤めてまいります。